撮影PPM・PPM資料の意味は?【広告用語集】

ppm

私が広告代理店に入社して、初めて出会った広告代理店用語が「PPM」でした。

懐かしいなぁ〜。

撮影の時に使う「PPM」って言葉、どういう意味?

広告業界にいる人間なら誰でも使うであろう言葉、PPM。

「ピーピーエム」って読みます。

よく、「プリプロダクションミーティングの略です」とか書いてあるけど、そんな意味覚える必要まったくないです。

 

このPPMでは何をするかというと、実際に撮影する前に

●何を撮影するのか(撮影カット数の確認)
●どんなふうに撮影するのか(撮影カットのイメージ確認)
●いつどこで撮影するのか(スタジオやロケ地の確認)
●どんなスケジュールで撮影するのか(香盤)
●誰が撮影するのか(カメラマン)
●モデル・タレントは誰か
●撮影カットをどんなふうに加工するか(レタッチ)
●その他の関係スタッフ一覧
●撮影後のスケジュール

といった事を確認します。

グラフィック(写真=静止画)の撮影でも、ムービー(動画=CMなど)の撮影でも基本は一緒です。

PPMって何のためにするの?

私達がカメラで写真を撮るのと違って、撮影は簡単にはやり直せないんですね。

例えば、凄くシンプルに見えるこのカットを撮りたい、とします。

coffee

 

そのために確認しなければいけないことはこんなに山程あるんです。

アングル(この場合は真上から撮りますね。俯瞰と言います)

ライティング(どんな明るさか、コントラストを強く出すのか、ソフトなのかなど)

被写体の状態(ラテアートのイメージなど)

美術(マグカップは白で取っ手のあるもの、テーブルは木目のもの)

ピンのあて方(背景はぼかすなど)

誰が撮るのか(フード、物撮りの得意なカメラマンにする)

誰が準備するのか(スタイリスト、フードコーディネーター、などなど)

で、その条件で撮影するといくらかかるの??

などなど。他にもありますが。

 

その目的は、イメージを共有すること=認識の差をなくすことです。

共有って別に、クライアントとだけじゃなくて、営業と制作、カメラマン、モデル・タレント、デザイン会社の人、レタッチャーなどなど、この広告制作に関わる人すべての人に共有するため、です。

で、撮影前にこの確認事項をPPM資料と呼ばれる資料にまとめて、PPMをします。

で、OKならこのPPM資料にもとづいて、関係者全員が撮影に向けて準備をしていくんですね。

ながた
へー、PPM資料って撮影のバイブルなんスね
しめじ
そうそう、台本のようなもんね

PPMでどこまで確認するの??

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PPMでどこまで厳密に決め込むかはクライアントによるところが大きいです。

広告代理店サイド、特に制作スタッフは、撮影の時の自由度をなるべく残しておきたいので、そこまで厳密に決めたくないんですね。

いい意味での遊びがなくなってしまうので。

 

PPMって事前の確認といってもあくまでシミュレーションの領域なので、実際に撮影してたらもっと良いアングルがあったり、表情があったり

撮影現場じゃないとわからないことってたくさんあるんです。

 

紙の上だけの想定に縛られて、実際の撮影現場でもっといいものが撮れそうなのにしない、なんて本末転倒じゃないですか。

なので、あくまでブレたらいけない大前提の方向性をクライアントと握っておく、というのが広告代理店・クライアント双方にとって一番良いことだと思っています。

 

中には、PPM資料の通りの撮影以外承認しない、という

ひっっっじょーーーに頭の固いきちんとしたクライアントもいますが、そこまで決まり事ばかりだといいカットを撮るのは結構難しいですし、制作サイドのクリエイティビティも発揮できずもったいないなぁ、と思うことは多々あります。

しめじ
PPMが、「これ以外やっちゃダメ」の基準になるとやり辛いのよね〜
ながた
クライアントからしたら安心ですけどね

PPM資料って誰が作るの??

ん〜、これは撮影だったり広告代理店によって異なるので一概には言えないですね。

多いのは、

制作会社のプロデューサーが作成
 ↓

広告代理店の制作スタッフが確認(デザイナーやプロデューサー)
 ↓

CDがチェック(営業も)
 ↓

クライアント確認

ていう感じでしょうか。

まとめ

ながた
PPMってなんか難しいと思ってたけど、要はイメージの共有なんスね
しめじ
そゆこと